
温泉の泉質は化学分析から単純温泉・二酸化炭素泉・炭酸水素塩線・塩化物泉・硫酸塩泉・含鉄泉・含アルミニウム泉・含銅-鉄泉・硫黄泉・酸性泉・放射能泉の11種類に大別され、さらに副成分が20mv%を越えるものは、その成分名を加えることになっておりますので、浴室等に掲示される分析表には数多くの泉質名が見受けられます。箱根には現在14の泉質があり種類の多いことでは日本一といわれております。そしてこの泉質毎に温泉療養についての適応症(温泉療養に適している病気)と禁忌症(温泉療養に適さない病気)が夫々定められております。 当社ではおよそ5年毎に温泉の分析を関係機関に依頼しておりますが、平成11年9月の分析結果によりますと「酸性-カルシウム・マグネシウム-硫酸塩・塩化物泉(旧泉質名 酸性-含塩化土類石膏泉)」と呼ばれるもので、pH2.9で酸性の強い温泉です。詳しい成分については”分析表”をご覧ください。 しかしながら分析用の温泉を採取する時期により、使用している蒸気井戸や造成量と自然湧出量の割合の違いから主成分は同じでも副成分の含有量が微妙に変化し、あるいは温泉1kg中に含まれる固形成分の増減により泉質名が変わることがありますが、入浴効果には殆んど影響ありません。 |
適応症(浴室) | 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消火器病、痔疾、冷え症、病後回復期、健康増進、慢性皮膚病、きりきず、やけど、動脈硬化症、虚弱児童、慢性婦人病 |
禁忌症(浴室) | 急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期) |